ブンキテン

 

俺、45才。

 

 

 

 

 

1月1日に中学時代の友人がすい臓がんで死んだ。

 

中学を卒業してバラバラの進路になっても毎年末にみんなで飲んでた仲間。

 

同じものを好きになり、同じ態度をして、同じ曲を聴いて、同じ服を着て、同じ人を好きになって、同じものを食べて、同じコメントをして同じ批判にうなずいて、一緒の行動が気になって。

 

 

最高の仲間だった、今でも。

 

 

 

 

 

 

 

いつでもそうだが、この仲間が集まると最&高で最the強。

必ず破天荒な行動を起こしてた。

改札口でお尻を出して大便をしたり、大声で暴れたり。

 

目の会う男は喧嘩上等で目の会う女子は気が合うのかと。

 

 

それは俺ら中心に地球が回っていたから。

 

 

行動が行き過ぎた10年前、俺は仲間から離脱した。

 

 

月日が経ち、1月6日に死去を知り、1月11日の通夜で友人と再会した。入退院を繰り返したようだが、1度も安わなかった。あれ以来・・・。

 

 

式場ではなぜか、嗚咽はなかった。

が、1人になったら鮮明に思い出がこみあげて、悲しみが怒りがきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・。

 

 

 

亡くなった感覚が覚めつつある1ヶ月経った今、自分のカラダの1部を無くなったことを冷静に見つめることがやっとできた。

これからまた、新しい道を探してリスタートしていくのかと、自信なく思った。

 

俺は何をどうすれば。

 

 

ふと、父親が46才で亡くなったのを思い出した。