おじいさんと草原の小学校

ケニア。2003年に政府が無償教育制度をスタートさせたのを機に

84歳のキマニ・ナンガ・マルゲは文字を読みたい一心で周囲から

からかわれながらも8キロ以上離れた学校まで歩いてきては門前払いされる

日々を繰り返していた。入学を認められたマルゲ。子ども達と交じり

学ぶことの楽しさを経験していく。でも50年前の独立戦争で妻子や

仲間を目の前で殺され、強制収容所で拷問にかけられる記憶を

ぬぐい捨てることはできないでいた。

はじまりはロサンゼルスタイムズに掲載されて記事だった。

かつては祖国解放のために戦い、すべてを失う。そして学ぶことの

大切さを誰よりも知り、死ぬまで勉強をし続けた信念があった。

2004年には「最高齢小学生」としてギネスにも認定。

大統領選にからんだ暴動で家を焼かれ、テント生活になっても

4キロ離れた学校まで通い続けた。2005年には国連の国際会議で

学校に通えない1億人以上の子ども達のためにスピーチする。

R.I.P 1920-2009 Kimani Ng'ang'a Maruge

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コメント: 2
  • #1

    山川智子 (月曜日, 23 5月 2011 17:27)

    知りませんでした。 感動的な生き方ですね。年取ってからでも じを覚えるために(かな??) 勉強したいと 思うなんて
    。 パソコン初心者で いろいろ てまどって やってます。こどものお古のxpです。 ここにかいて 送ったらよいのkしら?? まるで わかってないんです・・・・届くのかな?ブログのことはわからないです
    ほかのこともわからないですが・・

  • #2

    film-fence (火曜日, 31 5月 2011 12:01)

    勉強すること、改めて教わることって大事ですよね。でも年を取ると、自分の歩んできた道が否定されるようでなかなか素直に受け入れられなくて、習うことから遠ざかってしまうのも事実ですね